第2文型(S →V →C)~それは、自動詞で補語を取る文型〜

注:これは、第1文型の所で書いた自動詞と他動詞の違いについて書いたものの再掲載です。


第2文型(S →V →C)とは何か?


第2文型は、S(主語)→V(動詞)→C(補語)
の順で並んでいる文型です。

これ↓

S(主語)が C(補語)と同じか、ほぼ同じ。

※C = Complement 名)補語、〜を完全にするもの、補完物 
         他動)〜を完全にする、~を補足する


補語とは?


C(補語)とは、何かを補って、完全にする言葉です。
何を?ここでは、S(主語)です。※ここではね、フフフフ・・・。

ですから、Be動詞の文章、

I am a teacher.(私は教師です)私 = 教師
S V C            S = C             
I am happy. (私は、幸せです)私 = 幸せ
S V C             S = C  

のように、C(補語)は、S(主語)状態を説明して、補足しています。

上の例では、完全に

S = C

の状態です。では、何故 = じゃ無く、 ≑(ほぼ等しい) なのか?

≑ がミソ!

第2文型は、Be動詞の他に、以下の様な動詞を取る事もあるからです。


Be動詞以外で第2文型の意味になる動詞


↓オレンジ色の単語は、この意味の時だけ第2文型と覚えよう!↓

【状態系】
「~のままである」
keep
remain
stay

【変化系】
「~になる」
become
get
grow
turn
make
go
come
fall
・・・etc

【知覚系】
look 「~に見える」
・seem 「~らしい」
appear「~に見える」
feel  「~感じる」
taste  「~の味がする」
sound 「聞こえる」
smell 「~な匂いがする」


しかし!第2文型で、これらの動詞が使われるときは、上記の意味の時だけ!と言う事を覚えていてください! 
その他の場合は「一体どっちなのよ!?」の方で、説明したいと思います!


まとめ


  • 第2文型とはS(主語)→V(自動詞)→C(補語)の文型である
  • 第2文型は、自動詞で補語を取る文型である S≒C
  • 第2文型の動詞は「Be動詞」「状態系(~のまま)」「変化系(~に)なる」「知覚系(~の様に見える・感じるetc)」時だけである
  • 第2文型で使われる一般動詞が他の意味でつかわれるときは、他の文型に変化する

【警告】このブログは、語学学習オタクの筆者が、日本の教育の賜物であるオタク力を駆使して、実際に地元スクールで小中高生に教えている文法講座です。多分に雑学が含まれます。シンプルかつ要点だけ知りたい方は、各メインの章の「まとめ」に飛ぶか、他の分かりやすい文法専門家のサイトに行かれることを強くお勧めします。また、オタク基質は満足しても、話せるようになるかは、補償致しかねます。

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